なかけんのミニサイト講座

ミニサイトの構成を考えよう

ここでは、ミニサイトの構成について考え、必要なページテンプレートについても考えていきます。

目次

ミニサイトの構成を考えよう

ミニサイトに載せるコンテンツを洗い出したら、まずはそれをグルーピングしてみましょう。サイトのカテゴリーを作っていく作業です。

3つのグループで各グループ6個でもいいし、5つのグループで各グループ5個でもいいでしょう。ページ数が少なければ、グループ無しでも構いません。

グループに分けたら、各グループの関係、ページ同士の関係を考え、どのような順序で並べるかを考えます。

一番わかりやすいのは、時系列で考えていくやりかたです。

序盤、中盤、終盤と3つのグループを並べ、各グループ内でさらに時系列で並べていきます。当サイトがまさにその構成になっています。

重要度で並べる方法もあります。

あるアニメに出てくるキャラクターを紹介したい場合、主役から書いていくのが自然でしょう。もちろん、特定のキャラクターを推したい場合にはそのキャラクターから書くこともできますが、そうするとサイトのテーマもきっと変わってくるはずです。

ただ、サイトの内容によっては、時系列でも重要度でも並べられないこともあるでしょう。

先ほどのアニメの例であれば、アニメの登場人物、アイテム、名言集というグループを作るとしましょう。これは、いろんな並べ方の可能性があります。

ワンピースのようなアニメなら登場人物が先に来るかもしれないし、ドラえもんのようなアニメならアイテムが先に来るかもしれません。ガンダムなら名言集が先に来るかもしれませんよね。

どのような順序付けもできますが、どう並べるかは考えておきましょう。

コンテンツの並べ方
  • 時系列で並べる
  • 重要度で並べる
  • 好きな順で並べる方法もある

こうして、サイトの構成を考えていくと、各ページの役割が理解しやすくなり、足りないコンテンツに気づけたりします。今後、サイトを作っていく段階では、今どこの作業をしているのかが把握しやすくなります。

また、ページのデザインを考えるときにも、サイトの構成は重要な要素になります。

補足ページを考えておこう

サイトの記事を洗い出しグルーピングしたところで、補足ページについて考えておきましょう。

補足ページとは、メインコンテンツではない、サイトの補助的なページのことです。 WordPress で作るブログでいえば、固定ページに書くような内容です。

例えば、サイト自体の説明ページです。「このサイトはこういうサイトで、こういう人向けに作りました」ということは、サイドバーやトップページに簡単に書いておくといいと思いますが、もっと丁寧に説明しておきたい場合には、「このサイトについて」というページがあるといいでしょう。

自己紹介についても同様です。独立したページを作りたい場合には、作るものリストに入れておかなくてはいけません。

問い合わせや意見を投稿するためのフォームを載せるページも、必要であれば作るものリストに入れておきましょう。

リンク集などを載せるページもあるといいかもしれません。サイトで取り上げなかった内容や、そこまで深堀していない内容は、外部サイトに誘導するという方法もあります。

補足ページの例
  • このサイトについて
  • 自己紹介
  • 問い合わせ
  • リンク集

これらの補足ページは、どこかのカテゴリーに属することはないでしょうが、ページとして必要になるかもしれません。最終的には、補足ページへのリンクは、サイトのサイドバーやフッターに現れることになるでしょう。

ページのテンプレートを考えよう

サイトの構成を考えたら、次は必要なページのテンプレートについて考えましょう。 WordPress のテンプレートをいじったことがある人ならイメージしやすいと思いますが、一般的には次のようなページテンプレートが必要となるでしょう。

必要となるページのテンプレート
  • 個別ページ
  • カテゴリーページ
  • トップページ

それぞれ見ていきましょう。

個別ページ

個別ページとは、実際の記事を表示するためのものです。 WordPress でいうと、個別投稿ページですね。サイト内で一番よく使うページです。

一般的には、文章がたくさん載るページになるので、このページが読みやすくなるようにデザインしないといけません。また、画像やリストなど、記事内で使ういろんな要素のデザインも必要になってきます。

一番よく使うページなので、レイアウトを考えるときには個別ページをベースに考えるといいと思います。

カテゴリーページ

カテゴリーページとは、カテゴリー内の個別ページのリストを表示するためのものです。 WordPress でいうと、アーカイブページです。個別ページのハブ的な役割をします。

訪問者が知りたい情報にアクセスしやすいようにデザインする必要があります。なお、ページ数が少なくてカテゴリーが1つもないなら、カテゴリーページは作らなくてもいいでしょう。

WordPress には、他にもアーカイブページがあります。日付やタグのアーカイブなどですね。これらは、ミニサイトでは不要となるケースがほとんどです。

トップページ

最後のトップページは、サイトのトップページに使うものです。 WordPress ではフロントページにあたるものです。

あなたのミニサイトに来る人のほとんどは、検索サイトから来るはずです。そのため、トップページから来るとは限りません。

しかし、訪問者が「このサイトはよさそうだ」「自分の知りたいことが載ってそうだ」と思えば、トップページに移動することはあるでしょう。こうした場合にそなえ、サイトのトップページを見れば、サイトの全体がわかるようになっているといいですね。

トップページでは、このサイトがどういうサイトで、どういう記事があるかを説明するのは重要です。カテゴリーの一覧を載せたり、主な記事の一覧を載せておきましょう。そうすれば、訪問者はサイトの全体像がつかめ、必要なページにたどりつきやすくなります。

おわりに

ここでは、サイトの構成について考えてきました。カテゴリーや記事の表示順などを考え、必要なページテンプレートについても見てきました。これらを踏まえ、次のページ では、ページのレイアウトについて考えていきます。