なかけんのミニサイト講座

記事を書いていこう

ここでは、ミニサイトの記事の書き方について見ていきます。書き方のコツや注意点を見ていきます。

目次

「記事が書けない」に対応しよう

ミニサイトの構成を考え、ページのテンプレートやデザインも整ったら、後はもう記事を書いていくだけです。

まずは、その記事で何を説明したいのか、考えるようにしましょう。そのページを見に来た人は、何を調べにやってくるのか、何を知りたくてやってくるのかを考えます。そして、それに答えるように書いていきます。

いきなり文章を書き始められない場合は、書くべき内容を箇条書きにしてみるといいでしょう。それがそのまま見出しになるはずです。各見出しに対してなら、書きやすくなるかもしれません。

それでも書けない場合は、次のような質問に答えるようにして書き始められるかやってみましょう。テーマによって内容はまったく異なってくるので、使えるものだけ使いましょう。

記事執筆に役立つ質問例
  • what
    • それは何ですか?
    • それを使えば何ができますが?
    • 他とは何が違いますか?
    • 何をすれば完了ですか?
  • why
    • なぜそれをしないといけないのですか?
    • みんなはなぜそれを使うのですか?
    • それを使わない人がいるのはなぜですか?
  • who
    • 誰が使っていますか?
    • 誰がはじめましたか?
    • 誰にメリットがありますか?
  • when
    • いつ必要になりますか?
    • いつから使われていますか?
    • いつこの作業をしますか?
  • where
    • それはどこにありますか?
    • どこで入手できますか?
  • how
    • どういう手順で行いますか?
    • どのくらい時間やお金がかかりますか?
    • どのような仕組みで問題を解決しますか?

例えば、当サイトの記事で考えてみましょう。

ミニサイトとは? では、「ミニサイトにはどのような特徴があるか」「ミニサイトはブログとどう違うか」といった点について書いています。これらは what に関する内容です。

コンテンツを洗い出そう では、「コンテンツの洗い出しをどのように行うか」について書いていますが、これは how に関する内容です。上の質問リストも、「どのように記事を書くか」という how に関する内容ですね。

また、当サイトの各ページは、ミニサイトの作成手順にそって並んでいるため、サイトの構成自体が when や how に答えているともいえるでしょう。

このように、いくつかの質問に答える形で内容を書いていくことができます。答えを膨らませていけば、1つの文が、文章へ、段落へ、セクションへと発展し、1つのページが完成するでしょう。

記事の内容をブラッシュアップしよう

次のような点に注意すると、記事の内容はさらによくなっていくでしょう。

記事をブラッシュアップさせる方法
  • 例を入れる
  • 図を入れる
  • まとめを入れる

以下で、それぞれについて説明します。

例を入れよう

抽象的な文章が続いていると、読み手は理解するのが大変です。そこで、時々、具体例や例え話などを入れる方がいいでしょう。

再び当サイトの例でいうと、ミニサイトのテーマを決めよう では、ミニサイトのテーマの決め方について、考え方を書くだけでなく、具体的な例を挙げて説明しています。その方がイメージしやすくなります。また、自分の作ったサイトを例にすることで、文章にオリジナリティも加わります。

体験談を入れるのも、読み手に納得してもらうのに効果があるでしょう。

図を入れよう

文章だけで説明をするのは、場合によってはわかりづらいこともあります。そのため、図を入れて、図と合わせて説明するようにしたほうがいいでしょう。

当サイトであれば、ページのレイアウトを考えよう のページでは、図を多く使っています。扱っている図は単純なものですが、これらがないとイメージしづらいです。

文章が続いていると、だんだん目が疲れてきます。また、どこを読んでいるのかわかりづらくもなります。こうした点からも、図を入れるメリットがあります。デメリットは、画像の準備が大変な点です。

まとめを入れよう

いくつかの情報が並列して並んでいるときは、まとめて表示すると見やすくなります。

例えば、このページの上に書いた、「質問まとめ」は、もし文章中に書き並べていたら、すごく見にくくなっていたでしょう。

本文と同じ内容であっても、見やすくするため・後でみつけやすくするために内容をまとめておくのは、読み手にとってメリットがあります。当サイトでもところどころでまとめがありましたが、後で見返したときに内容を見つけやすいと感じるのではないでしょうか。

また、まとめがチェックリストの役割をもつこともあるでしょう。自分が読み返すときにも、内容に漏れがないか確かめるのに使えることもあります。

検索されやすくしよう

せっかく記事を書くのですから、多くの人に読まれたほうがいいですね。そのページを必要としてくれている人には、ぜひとも読んでもらいたいです。

そのため、記事のタイトルにはキーワードを入れるようにしましょう。検索してそのページにたどりつくことを想像して、どのようなワードで検索するかを考えてみましょう。そして、そのワードを、ページの重要なところに漏れなく入れるようにしましょう。ミニサイトのタイトルにも、キーワードを入れておきましょう。

また、適度に見出しをつけて段落を分けるようにしましょう。これは、読み手にとって読みやすくなるだけでなく、見出しにキーワードを入れることで、さらに検索されやすくなるという効果もあります。

ブラックな手法に走ったり、ページが読みにくくなってしまうのはよくないですが、検索した人のことを考えたサイト作りを行うために、これらのことはやっておいた方がいいでしょう。

記事を仕上げよう

記事を書きあげたら、何度も読み直して校正しましょう。

「てにをは」が間違ってないかどうか、漢字や英語の綴りが間違っていないかどうかなど、文章のチェックは最低限必要です。また、HTML タグがきちんと書けているか、リンクが正しく設定されているかなども重要です。

各ページには、本文以外にも設定しないといけない箇所があるかもしれません。headタグ内のtitledescription、ソーシャルボタンに設定するURLなど、ページテンプレートの中でマニュアルで更新しないといけない部分は忘れずに更新しましょう。画面では見えない部分も多いので注意しましょう。

記事を書きあげたときに行う作業は決まったものなので、チェックリストを作っておくといいでしょう。例えば次のような感じです。

記事を仕上げるときのチェック項目例
  • 記事本文(テクニック系)
    • 「てにをは」が間違っていないか
    • 漢字や英語の綴りが間違っていないか
    • HTML タグがきちんと書けているか
    • リンク先はあっているか
    • キーワードが入っているか
  • 記事本文(内容系)
    • 例、図、まとめなどが入っているか
    • 適切に段落を入れているか
    • 内容がテーマから外れていないか
  • 本文以外
    • headタグ内のtitledescriptionの更新
    • headタグ内の OGP設定
    • シェアボタンの URL の設定
    • 目次のリンク設定
    • パンくずリストのリンク設定

おわりに

ここでは、記事をどのように書いていくか、書くためのコツや注意点などを見てきました。書き始める前は「すぐに書けるだろう」と思ってみても、いざ書き始めると手が止まるのはよくあることです。このページの内容を見て、書き進めてみましょう。

次のページでは、記事がそろったという前提で、ミニサイトの公開について見ていきます。公開するときの確認事項などを見ていきます。