なかけんのミニサイト講座

ミニサイトとは?

ここでは、ミニサイトが持っている特徴を見ていきます。ブログとの違いについても見ていきます。

目次

ミニサイトの特徴

「ミニサイトとはこういうもの」というしっかりとした定義はありません。ただ、一般的には、ミニサイトと言えば次のような特徴を持ったサイトを指すことが多いです。

ミニサイトの主な特徴
  • 限られたテーマを扱っている
  • 数ページから数十ページ程度
  • 完結型

端的にいえば、小規模な完結型サイトです。以下では、これらの特徴があるとどういうサイトになるのか、どんなメリットがあるのか、などを書いていきます。

限られたテーマを扱っている

ミニサイトには、限られたテーマを扱っているという特徴があります。1つの小さなテーマで作ることが多く、こうすることで中身の濃いサイトになる、というメリットがあります。

例えば、犬関連のサイトを作りたいと思った場合、犬全般を扱うとサイトが大きくなりすぎます。「犬のことなら何でも扱うサイト」はたくさんのアクセスを集めるかもしれませんが、作るのにすごく時間がかかってしまいます。

そこで、ミニサイトでは、犬のえさだけをテーマにするとか、犬のトイレのしつけだけをテーマにするとか、犬の散歩コースの開拓の仕方だけをテーマにする、というようにテーマを小さく限定します。

程よく限定したテーマの例
  • 「犬のえさ」だけ
  • 「犬のトイレのしつけ」だけ
  • 「犬の散歩コースの開拓方法」だけ
広すぎるテーマの例
  • 犬のことなら何でも

小さなテーマでサイトを作ることで、細かい点まで行き届いた、網羅性の高いサイトができあがります。

このような中身の濃いサイトを作れば、訪問者のニーズにマッチする確率が高くなります。その結果、滞在時間が長くなったり、再び訪問してくれる可能性も高まります。これは、サイトの評価向上やアフィリエイト収益の増加につながっていくでしょう。

テーマを絞ってしまうため、アクセス数そのものはそんなに多くならないかもしれません。しかし、雑に集めるアクセスより丁寧に集めたアクセスを重視する、という考え方もあるでしょう。量より質です。ミニサイトはそうした考え方にマッチしています。

「限られたテーマ」からくるメリット
  • 中身の濃いサイトになる
  • 質のいいアクセスが集まる

数ページから数十ページ程度

ミニサイトは、限られたテーマを扱うので、必然的にサイトのサイズは小さくなります。数ページから数十ページ程度が多い印象です。100ページを超えると、あまりミニとは言えないです。開設してから数年たったブログでも、100記事に到達していないものもたくさんありますからね。

この程度の規模であれば、サイト全体を見渡すことが簡単にできるので、管理しやすくなります。どこに何を書いたかもすぐに把握できるし、サイトの修正もそれほど大変ではないでしょう。HTML ファイルのテンプレートを作って、手作業で更新していくことも現実的な選択肢となります。

ページ数が少なければ、サイドバーに全記事へのリンクを張ることもできます。サイトに来た人をサイト内の他のページへ誘導することもできるし、検索ロボットがサイト内を巡回するのもやりやすくなるでしょう。

また、ページ数が少ないことは、サイトの訪問者にとってもうれしいことです。

ページ数が少なければ、サイトの全体像がわかりやすくなります。そうすると、自分の探している情報がどこにあるか見つけやすくなります。

ブログであれば、大量の過去記事から探さないといけません。カテゴリーやタグ、検索ボックスなどを用意していても、記事が多ければ目的のページを見つけるのは難しいかもしれません。他のページにたどりつく前に離脱してしまう可能性もあるでしょう。

小さいから全体を見渡せる、というのがミニサイトのメリットです。

「ページ数が少ない」からくるメリット
  • サイト全体を見渡しやすい
  • 管理しやすい(運営者視点)
  • 他ページへ誘導しやすい(運営者視点)
  • 情報を見つけやすい(訪問者視点)

完結型

ミニサイトは、完結型のサイトです。必要な情報を単純に含めるだけでなく、体系的に並べて作ります。

例えば、「犬のえさ」のミニサイトを作るとしましょう。各ページには、えさの種類であるとか、どうやってえさを選ぶか、どうやってえさを与えるか、与えてはいけないものは何か、など、必要そうなページを一通り書きます。

これらのページを適切に並べて体系的に構成にすれば、サイトの訪問者は情報を探しやすくなります。

こういう意味では、ミニサイトはサイトよりも本に近いといえるでしょう。サイト全体で1つの目的が達成されていてます。しかも、本にするほどの分量がなくてもいいのがミニサイトのいいところです。

また、一度必要な情報をサイトに載せれば、付け足すことは当分ないはずです。つまり、公開後のメンテナンスはほとんど不要です。

ブログであれば、定期的に新しい記事を書く必要があります。「かわいい犬の動画を紹介するブログ」なら、定期的に更新しないと固定客は離れていくでしょう。

しかし、ミニサイトはその必要はありません。基本的には作ったら放置してもいいんです。もちろん新しい記事を後で追加してもいいのですが、新しい情報を追加しなくてもサイトとしては成立します。

完結型であるがゆえに、作った後は放置できるのがいいですね。日々更新していくことに意味があるブログとは根本的に思想が違います。

「完結型」からくるメリット
  • 情報を見つけやすい(訪問者視点)
  • 公開後は放置できる(運営者視点)

ミニサイトのメリット

ミニサイトに関する特徴と関連するメリットを見てきましたが、これらの特徴からさらに制作負担が軽いというメリットが得られます。

ミニサイトは限られたテーマを扱うため、サイトを作るときに調べないといけない情報は少ないです。普通は、ほとんど調べなくてもある程度記事が書けるテーマを選ぶはずなので、確認する程度で済むかもしれません。

また、数ページから数十ページ程度で完成するので、短期間で完成できます。

サイトのアイデアさえあれば、勢いで作りはじめ、その勢いのまま作り終えることができます。ページ数が多いと途中で挫折するかもしれませんが、これくらいのページ数なら完走できる人も多いでしょう。

完結型なので、以後のサイトのメンテナンスはほとんど不要です。

更新日が数年前のまま放置されたブログを見ると悲しい気持ちになりますが、ミニサイトはそんなことはありません。今ある記事全体で目的が達成できているはずなので、放置してOKなんです。そもそも記事の更新日を書く必要もないでしょう。

これらのことから、制作負担が軽い、と言えるでしょう。コンテンツを作るのにも時間がかからず、短期間のうちに完成まで持っていけて、その後も放置していい。この制作負担の軽さがミニサイトのメリットです。

他のさまざまなメリット
  • 調査量が少ない
  • 短期間で完成
  • 制作負担が軽い

ミニサイトのデメリット

ここまでミニサイトの特徴を、メリットを中心に見てきましたが、デメリットもあります。

一番大きいものは、はじめに構成をきちんと考えないとダメという点です。

テーマを設定して、何をどこまで書くかを事前に整理しておく必要があります。でないと、サイトが大きくなりすぎて完成にたどりつけなくなる可能性があります。

構成がきちんとできていないと、サイトの構成がわかりにくくて訪問者が混乱してしまう可能性もあるでしょう。これでは、ミニサイトのよさが台無しです。

一方、ブログの場合は、サイトの構成をあまり考えなくても始めることはできます。そのため、ブログはミニサイトよりも気軽に始められます。が、罠もあります

はじめは仕事に関するまじめな記事を書いていたのに、何を書いてもいいからといって、だんだん趣味に関する記事が増えくる、というのは「ブログあるある」です。やがてほとんど趣味の記事になり、いったい何のブログなのかわからなくなってしまうこともよくあります。テーマをしっかり決めていないと、修正がきかなくなってしまいます。

また、適当にカテゴリーを作ってしまった結果、ひどい目にあうケースもあります。「もっと細かくカテゴリー分けをしたかった」「特定のカテゴリーだけに記事がかたよっている」「細かく分け過ぎた」などと思っても、後でカテゴリーをいじるのは大変です。大量の過去記事を分類し直すのは手間がかかります。

ミニサイトでは、事前に構成を考える必要があって手間はかかりますが、このようなブログで起きがちな悲劇をなくす目的もあります。

さて、ミニサイトのデメリットに話を戻しましょう。他には、完成するまでサイトを公開できないという点があります。

途中で公開することもできなくはないですが、ブログのように一記事ずつ書いて公開、というやり方はマッチしません。徐々に公開するためには、それ専用の構成を考える必要があるので、逆にめんどうでしょう。

また、ブログほど作成環境が整っていない点もマイナス点です。ブログなら、無料ブログサービスや WordPress などがありますが、ミニサイトの場合は特にこれと言ったツールはありません。

無料ブログサービスや WordPress などを使ってミニサイトを作ることも可能ではあります。しかし、もともとブログを作ることが目的であるこれらのツールをミニサイトに転用するには、カスタマイズする力が必要となります。

特徴のところで、「作った後は放置できる」と書きましたが、逆にいうと、公開後もどんどん更新したいテーマには向いていません。なので、最新情報に即座に対応することは難しいです。こういうテーマを扱いたいなら、ブログを使った方がいいでしょう。

ミニサイトのデメリット
  • 構成を考えるのが大変
  • 作成途中では公開しづらい
  • 作業環境が整ってない
  • 最新情報に反応しづらい

ミニサイトとブログとの比較まとめ

ここまで見てきたミニサイトとブログについて、主なメリット・デメリットをまとめておきます。

ミニサイト ブログ
メリット
  • 中身が濃くなる
  • 質のいいアクセスが集まる
  • 全体を見渡しやすい
  • 情報が見つけやすい
  • 公開後のメンテナンスが楽
  • 制作期間が短い
  • 気軽に始められる
  • 作成環境やツールが豊富
  • 最新情報にすぐに反応できる
デメリット
  • 構成を考えるのが大変
  • 作成途中では公開しづらい
  • 作業環境が整ってない
  • 最新情報に反応しづらい
  • 日々更新しないといけない
  • 過去記事から情報を探しにくい
  • テーマがぶれやすい
  • サイトの構成が破綻しやすい

おわりに

ここでは、ミニサイトとはどういう特徴を持っているか、どういうメリットとデメリットがあるかを見てきました。ブログとは違う性質もありましたね。次のページでは、ミニサイトを作る流れと、作成に必要となる知識について見てきます。